■人気のVG10鋼の潜在能力を引き出す高村刃物
VG10は、鋼材メーカー武生特殊鋼材が作る人気の高級ステンレス刃物鋼。
(VG10・・・高炭素、クローム、モリブデン、ヴァナジウム、コバルトを含有させた最高峰の高炭素ステンレス鋼)
高村刃物はこのVG10を、自社の鍛造・熱処理・研ぎ技術によって切れ味、靭性・耐摩耗性を向上させ、
一段と優れた永切れを実現させています。
芯材のVG10を両側から柔らかい低炭素ステンレス鋼で挟んでいるので、ご家庭でも研ぐことができます。
■家庭用?本職用?
牛刀はシェフナイフ(シェフズナイフ)と言って、本職の料理人が使う包丁です。
ただ、サイズ(刃渡り)は210mmなので、ご家庭用でも使える大きさ。
キャベツの千切り、大きな肉のブロックをザクッと切る時など、
長めの包丁ならではの使いやすさを感じることができます。
■その他特徴
【衛生的で丈夫なツバ付き】
柄と刃の間にツバがあるので、食材の汁などが入りにくく衛生的です。
また、水気が入らない分、柄が傷みにくい構造となっており、長くお使いいただけます。
■材質、サイズ
刃材:VG10(武生特殊鋼材のV金10号)
ハンドル:黒合板
刃渡り:210mm
全長:mm
刃幅:mm
刃厚:mm
重さ:g
製造元:高村刃物製作所
銘:鍛錬本割込V10SPECIAL
※『高村作』という刻印は打たれていません。
※詳細は商品画像をご覧下さい。
■店長(市川)のコメント
VG10というキーワードで他のメーカー製と比較すれば、この包丁の価格は高いかもしれません。
しかし、VG10を使った包丁でもっとも切れるのはこの高村刃物のV10スペシャルです。
ただ、切れ味を追求しているため、刃が分厚い他社製の包丁に比べれば強度は弱く、
乱暴に扱うと刃こぼれしやすいです。取扱いには注意が必要です。
こちは刀身全体を磨いているタイプで、槌目タイプよりリーズナブルです。
槌目模様が苦手な方はコチラをおススメします。
(ただ今槌目タイプは欠品中です)
■高村刃物製作所について
「よい材料、よい鍛造と熱処理、よい研ぎ」という信条を掲げ、
初代・勇が終戦後、高村刃物を立ち上げました。
当時は菜切り包丁と農業用刃物が主な製品でしたが、
時代のうつり変わりとともに包丁(家庭用と本職用)の製造が主流になりました。
どこよりも早く粉末ハイス鋼・粉末ステンレスハイス鋼といった新素材の包丁の製造を始め、
特色のある良い包丁を造るために全行程を一貫生産しています。
当時はまだ珍しかった、ステンレス包丁の開発に着手したのは50年以上も前のこと。
以後、硬度が高く長切れする、いまだかつてないステンレス包丁を数多く発表してきました。
さらに近年、より一層力を入れているのが本職用、つまりプロに向けた包丁です。
プロの料理人からの貴重な意見をもとに作られた包丁は、
日本以外にドイツ・スウェーデン・オーストラリアなど世界10カ国以上で販売され、世界の有名シェフにも愛用されています。
これまで宣伝といったものはほとんどしてきませんでしたが、その切れ味の評判は瞬く間に広がり、
高村刃物の包丁を指名してご購入するお客様も少なくありません。
文頭に挙げた高村刃物の信条、
これらがなければ、決してよい包丁にはなり得ません。
機械に頼り切ることなく、お客様の目には触れないところにまで全身全霊で取り組む。
それがニッポンにおける「ものづくり」の精神であり、
高村刃物製作所の誇りです。